日曜日の、午後9時半のこと。
「あれ、望くん、まだ帰ってきてない?」
私は勉強を中断して一階に降り、キッチンで洗い物をしていたお母さんにそう問う。
実は、8時半過ぎくらいにコンビニへ行くと言って家を出て行った望くんが、まだ帰ってきていなかった。
お母さんは顔をあげる。
「帰ってきてないよ。お母さん、出かけるところは見たけど」
う〜んとうなるお母さんを横目に、私はどきりとする。
……なんだか、嫌な予感がする。
だって、家を出てから1時間も経っている。どう考えてもおかしい。
「わ、私もちょっとコンビニ行ってくるねっ!」
「あっ、ちょっと、映茉ちゃん!」
お母さんの止める声を振り切って、私は玄関へ向かい靴を履いて家を出た。
……こんなこと、初めてだ。
一人で、しかも夜の街なんて。
初めてお母さんに反抗してしまった。
これが反抗っていうのかは、分からないけど。でも。
“望くんが心配だから”
たった一つの理由で、私はこんなにも大胆になれるんだって初めて気が付いた。
とりあえず、家から一番近いコンビニまで走っていく。
いつの間にか夏になってしまった夜の空には、星が瞬いていた。
「あれ、望くん、まだ帰ってきてない?」
私は勉強を中断して一階に降り、キッチンで洗い物をしていたお母さんにそう問う。
実は、8時半過ぎくらいにコンビニへ行くと言って家を出て行った望くんが、まだ帰ってきていなかった。
お母さんは顔をあげる。
「帰ってきてないよ。お母さん、出かけるところは見たけど」
う〜んとうなるお母さんを横目に、私はどきりとする。
……なんだか、嫌な予感がする。
だって、家を出てから1時間も経っている。どう考えてもおかしい。
「わ、私もちょっとコンビニ行ってくるねっ!」
「あっ、ちょっと、映茉ちゃん!」
お母さんの止める声を振り切って、私は玄関へ向かい靴を履いて家を出た。
……こんなこと、初めてだ。
一人で、しかも夜の街なんて。
初めてお母さんに反抗してしまった。
これが反抗っていうのかは、分からないけど。でも。
“望くんが心配だから”
たった一つの理由で、私はこんなにも大胆になれるんだって初めて気が付いた。
とりあえず、家から一番近いコンビニまで走っていく。
いつの間にか夏になってしまった夜の空には、星が瞬いていた。



