……ここで気持ちを伝えてしまったら、望くんと別れるときもっと苦しくなってしまう。
だけど、想いが胸の中から溢れてきて、すぐそこまで来ている。
苦しくて、涙が出てきそうだった。
「……私も。私も、望くんが好きです……っ!」
たった一か月。そう言われればそうかもしれない。
だけど私にとってあの“一か月”は、とても特別なものだったから。
また、視界が真っ暗になる。
ふわりと、頭を抱えられて包まれる感覚。
望くんの優しい香りが鼻腔いっぱいになる。
ぎゅっと腰に腕を回されて、私も望くんの身体にそっと触れる。
あったかくて、安心する。
「俺も好きだ」
「……私も、好きだよ」
これで最後だって分かってるのに、うれしさで胸がいっぱいになって他のことは考えられない。
望くんを好きな気持ちに……嘘はつけない。
私たちはゆっくりと手を離す。
「もう、どこにも行かないから」
「うん。……えっ?」
望くんがなんてことないように言うから一瞬聞き逃しそうになった。
どこにも行かないって、また会えるってこと。なのかな。
でもだって、望くん……。
だけど、想いが胸の中から溢れてきて、すぐそこまで来ている。
苦しくて、涙が出てきそうだった。
「……私も。私も、望くんが好きです……っ!」
たった一か月。そう言われればそうかもしれない。
だけど私にとってあの“一か月”は、とても特別なものだったから。
また、視界が真っ暗になる。
ふわりと、頭を抱えられて包まれる感覚。
望くんの優しい香りが鼻腔いっぱいになる。
ぎゅっと腰に腕を回されて、私も望くんの身体にそっと触れる。
あったかくて、安心する。
「俺も好きだ」
「……私も、好きだよ」
これで最後だって分かってるのに、うれしさで胸がいっぱいになって他のことは考えられない。
望くんを好きな気持ちに……嘘はつけない。
私たちはゆっくりと手を離す。
「もう、どこにも行かないから」
「うん。……えっ?」
望くんがなんてことないように言うから一瞬聞き逃しそうになった。
どこにも行かないって、また会えるってこと。なのかな。
でもだって、望くん……。



