『私を知る3人へ』

『急にいなくなってごめん。私はそれほどの罪を犯しました。私は一時的に理性を無くしていたんです。従って、鳳雛を中退し、教室もざわざわしていることでしょう。』

『もし、違う人が見ていたらの場合を考慮し、詳しいことまでは書きません。もし、3人が見ているならば、半年に一度の、“アレ”で話します。知っちゃって、話したこともあるんだからそんなにアレの内容を固くする理由もない…と思う。その時に全てを話します。冬までに私を見つけたら…、その時の私が判断をとり、行動すると思う。』

『それに私が急にいなくなって、優しい3人は心配をしてくれると思う。…いやしてない?』

「しないわけねぇだろ」
俺は無意識に呟いた。

『今は私のいない学校生活を送ってください。どうぞ、楽しんで。』
そして、下にもう一つ、短い文章が書いてあった。


『音葉くん、いつかどこかにお出かけしようね…?』