その後無言。


私が目を閉じて、何分か経った後、日陰なことに気づく。


「よっし」


「お前意外とそーゆーの得意なのな?」


「意外とってなんだよ」


そこには、一緒にいるはずのない音葉くんと志連くんがいた。


「なんで…、って、これ」


半袖の私に薄いビニール生地のパーカーが掛かっていた。


「日焼けするだろ、そんなところで寝てたら」


おそらく音葉くんのものだろう。


私は日陰になっている原因を調べるため、上を向いた。


「パラソル?」


「そ。一応俺ん家の」


「…でもなんで集まって…」


「巫だよ」


亜湖?


ちらっと見ると、亜湖の服装も変わっていた。