「まあ、アイツと青春を謳歌中のお前にバチが当たったってことだな」


「…まさか…っ!」


「バッチリ見てた」


その瞬間、私は瞬時に色々な意味で終わったことを悟った。


「まあこれで2人の弱みを握れたわけだし?これをどう生かそうか…」


普段の“志連くん“ならこんなこと言わないはず。


これが本性か。


「上に斬られるよ?」


そう指したのは、開闢のことだ。


「…そうだ。俺には上がいるんだよなっ」


急に戻った。


「称号としては私の方が上。どう言うつもりで行ったのかしらね?」


「うわ…、怒らせたらいけない人怒らせてしもうた…」


「怒ってないけど」


「まあ、そーゆーことで」


ニコっ、と笑う。


その笑顔はいつもの純粋さが欠けていた。


すると、私の方に顔を寄せてきて、耳元で誰にも聞かれないようにこう囁く。