「…閃光は、開闢と何回共同作業をしたことがあるのかしら?」


「およそ2回ですね。五橋と七尾。正確には騎虎と黒鶫です」


「…琴世のどの辺が好きなの?」


うっ…、こ、これは恥ずかしい…


「そう、ですね。1番は優しいところです」


「ほう」


お父さんが興味津々のように聞く。


「その…、周りをよく見ていて、よく手助けしてくれるんです」


「…そんなことあったかなぁ」


「おい」


お父さんに音葉くんがツッコむ。


「あと、笑顔が本当に綺麗なんです。普通に笑っているところも、軽い感じで笑っているところも、す、すっごく、…か、かっこいいです…」


「赤くなってる」


音葉くんがそう言うものなのでまた熱くなってしまう。


う…、これは失敗したかもしれない。


すると、耳を疑うような発言が聞こえた。