そして何日は日にちは過ぎ。


「桜宮」


「音葉くん」


日曜日になりました。


私は、真凛ちゃんに借りた洋服を着た。


「可愛い」


「…な、会って二言目がそれですか…!?」


「それ以外何がある?」


よし、この件は諦めよう。


「じゃあ、行くか」


「うん」


すると、途中で手を出してきた。


「…気付くだろ、鈍感でもなんでもないんだから」


ず、ずるい…


私は思い切って、手を添える。


「よくできました」


「ありがとうございます」


「ふっ」


そうやって軽く笑った笑顔が眩しい。