「黒鶫は全員で何人?」


「さあ?100人程度はいるよ」


「じゃあ隣の彼女に聞こう」


私は苺お姉ちゃんの方を見る。


私の目つきはいつも通りにできなかった。


「さあ、彼女さん。どう言うつもりかな?」


「どう言うつもりって…、全部康介の通りに動いただけよ」


「妹を裏切ってまでやることだったのかな?」


「ええ。…美柑なんか、大嫌いだし」


全ては演技だってことか。


「それは、本心ね?…正直に言わないと、総長直々倒しに行くけど」