「私はあなたと同じように!先代の、私と同期の開闢総長にね、何年も何十年も片思いなのよっ」
お母さんはやけくそに言った。
「別にあなたのお父さんが嫌いではないけどね、あなたは私に望まれていない子供なのよ」
「お、お姉ちゃんはどうなの」
「苺はいいの!美柑と違って愛想がいい上、成績もいいじゃない」
そうだ。
お母さんは苺お姉ちゃんがあまりにも優秀だったため、次女の私に総長を継がせた。
こんなの、本人の意思も確認せずにあんまりだ。
「武尊(たける)さんと他の女の子供と交際なんてあんまりよ!」
「…」
お母さんはやけくそに言った。
「別にあなたのお父さんが嫌いではないけどね、あなたは私に望まれていない子供なのよ」
「お、お姉ちゃんはどうなの」
「苺はいいの!美柑と違って愛想がいい上、成績もいいじゃない」
そうだ。
お母さんは苺お姉ちゃんがあまりにも優秀だったため、次女の私に総長を継がせた。
こんなの、本人の意思も確認せずにあんまりだ。
「武尊(たける)さんと他の女の子供と交際なんてあんまりよ!」
「…」

