“桜宮美柑side”
真凛ちゃんが聞いた話だと、こんな感じだ。
あれから少し時間が経った。
金髪がどうも離れなかったみたいで、今日は用事があるからすごく謝って先に帰っていっただとか。
励衣も用事があるらしいので帰って行ったから真凛ちゃんと私だけでいつものアジトで話している。
とりあえず、金髪に情報を流せたらしい。
「開闢総長1人で六崎制覇が目標だそうです」
真凛ちゃんからそう告げられた時、私の思考回路は停止した。
「開闢総長…」
「はい。美柑は知ってますよね?」
「うん、知ってる、けど」
真凛ちゃんは知らないんだったっけ。
「今日さ、六崎の夜に行ってみようと思うんだけど」
「それは危ないですよ!」
「いや、大丈夫。今日菜緒ママのところで色々と聞こうと思う。全然喧嘩はしないから」
「絶対ですよ?」
「うん。すぐに逃げるから」
「私もついていきます」
「今日は大丈夫。あんまり歩いてると金髪に心配されるでしょ」
「金髪って…、瑠偉くんのことですか?ふふっ、まさか美柑が金髪呼びしてるとは思いませんでした」
「うん。ずっと金髪って呼んでた」
なんて笑っているうちに5時半になった。
「行ってくるね」
私は真凛ちゃんに濃いめのメイクをしてもらい、六崎へと向かった。
小花のついた白いワンピースに青いカーディガンを羽織り、黒いショルダーバックを肩にかけて。
真凛ちゃんが聞いた話だと、こんな感じだ。
あれから少し時間が経った。
金髪がどうも離れなかったみたいで、今日は用事があるからすごく謝って先に帰っていっただとか。
励衣も用事があるらしいので帰って行ったから真凛ちゃんと私だけでいつものアジトで話している。
とりあえず、金髪に情報を流せたらしい。
「開闢総長1人で六崎制覇が目標だそうです」
真凛ちゃんからそう告げられた時、私の思考回路は停止した。
「開闢総長…」
「はい。美柑は知ってますよね?」
「うん、知ってる、けど」
真凛ちゃんは知らないんだったっけ。
「今日さ、六崎の夜に行ってみようと思うんだけど」
「それは危ないですよ!」
「いや、大丈夫。今日菜緒ママのところで色々と聞こうと思う。全然喧嘩はしないから」
「絶対ですよ?」
「うん。すぐに逃げるから」
「私もついていきます」
「今日は大丈夫。あんまり歩いてると金髪に心配されるでしょ」
「金髪って…、瑠偉くんのことですか?ふふっ、まさか美柑が金髪呼びしてるとは思いませんでした」
「うん。ずっと金髪って呼んでた」
なんて笑っているうちに5時半になった。
「行ってくるね」
私は真凛ちゃんに濃いめのメイクをしてもらい、六崎へと向かった。
小花のついた白いワンピースに青いカーディガンを羽織り、黒いショルダーバックを肩にかけて。