と、この学園の授業はほぼ生徒がいないらしい。


「…となるのでここが、」


大体私と励衣、その他天ヶ瀬ぐらい。


今はちゃんと金髪もいる。


「…」


けど、頭では違うことを考えているらしい。


そして休憩時間。


「…お前」


「うわっ!?」


急に背後から金髪が話しかけてきた。


「な、なんですか!?」


「真凛とどう言う関係?」


「先輩、後輩の関係です。あとは…」


ちょっとだけ匂わせておこうかな。


「ちょっとだけ特別な関係…、かなぁ」


「どう言うことだ?」


は、迫力がすごい…


「それは真凛先輩に聞くといいと思います」


なぜか腹が立っているようだ。


「私に手を出したら真凛先輩が怒りますよ。これでも一応部下なので」


「…チッ」


これで伏線は張れたかな。


「部下…?」


いい感じだ。


このまま真凛ちゃんに聞き出してもらおう。


開闢のことも知りたいし。


「励衣、次は移動教室じゃない?」


私は金髪から逃げた。


「そうだ。美柑行こ」


これで情報源は掴めた。