「はーい!それでは、ここから班行動になります!スタンプラリーだよ!ゴールは水野自然の森って書いてある大きな看板のある

施設!紙をもらったらもう出発して~!」


先生の言葉と同時に音葉くんの手に紙が置かれていた。




「…出発するか」


「そうだな。仕方ないから付き合ってやるよ」


志連くんがほんとに仕方ないからな~、なんて言いながら楽しそうにしている。


「じゃ、2人とも先に行って。あたしと美柑ちゃんは後についていくから。あ、木の枝とか避けといてね」


「お前人使い荒すぎだろ」


亜湖っぽいけど…


「音葉、行くぞ」


「…ん」