君にかける魔法

「ナツキ、肌きれい、羨ましい…」

羨ましいくらい艶やかな白い肌。
恥ずかしいと言っていたけど、そんなことないくらいスタイルが良い。(あるとこあるし…)
私の幼児体型の方が、人様に見せられないくらい。

「まじで見ないで…」
「ナツキは綺麗だから大丈夫だよー」

私がいる方とは逆の方を向いて全然こっちを向いてくれない。

「ナーツキっ!」

私は両手のひらでナツキの頬に触れ、自分がいる方に向かせた。

今日、どうしちゃったの…

顔が赤い。
目線を外す。
口元を押えて。

「い、いつまでおさえてるの」
「ナツキがさっきからおかしいよ」

え、まさか

「私の体型がお子様すぎて引いてる?」


「ぶはっ」

ナツキが大浴場に響く大声で笑う。

「し、失礼な!」
「違う。全然違うんだけど、違うんだけど……w」

いつもの感じを取り戻してくれたみたい。

「ひとつ言えるとしたら…」

私の顎をクイッと上げて、もう片方の手で私の頭を撫でる。

「可愛い!」
「はい、ありがと!」

これが妹の感覚なのかな。
私はまた不思議な感情になる。
たまにドキッとする。
ナツキの一つ一つの行動だったり、発言だったり。


「さっきのこと、クルミには秘密ね!」
「何を秘密に?」