君にかける魔法

泣いてモモは私に謝る。
苦しそうで苦しそうで、
でも、私に何ができるのかなんて分からなくて、辛かった。

モモが早退、そして私も普通を装っていたけど、クルミにだけはバレた。

「あなた達、不器用すぎるわよ。」

そう言われた。

ほんとだ。
なにやってるんだろう。

そして、不器用な私は自分自身すらコントロール出来なくなった。

「最悪ー、なんで大会前日に風邪ひくんだろ」

お姉ちゃんからも呆れられた。

何としても明日は出たい。
今まで何のために頑張ってきたんだよ…
大会は限られてる。
自分に嫌気が刺した。

体が熱い。

何も上手くいかない。


私は次の日、目線がぐるぐるしそうなのを無理矢理意識を集中させ、大会に向かった。





「部長、心配しました!」
「今日頑張ろうね!」
大会会場に着くと、仲間が駆け寄ってきた。
私は変なアドレナリンが出てた。

でもほんとはそうでも無かったみたい。
出番前の練習中、どうしようも無いくらいフラフラした。

休みたいけど、心配をかけたくなくて御手洗に向かう。
意識が朦朧としてたと思う。
そういえば、朝も気持ち悪くて何も食べられなかった…
飲み物もあんまり受け付けない。

多分チア部って感じしないだろうな。今の私を見た人は。