君にかける魔法

私より低い位置から上目遣いで見てくるモモ。
私はより自分の体が熱くなるのが分かった。

「あんまり、…見ないで、恥ずっ」

そうは言ったけど、私が見れないの!


その後もずっと私はモモの方に目線を向けられなかった。
もう心臓が破裂しそう…
鼓動が、早いっ!!

「まだ恥ずかしがってるの?」

いつもはそんな言い方をしない、イジワルな言い方で私を問い詰めてくる。
より意識しちゃうじゃん!

「ひ、広いんだから、広く使わないとね!」

私は誤魔化そうとすると、「嘘つけー!」と小さな子供みたいにバシャバシャ水しぶきを立てながら、私に近づいてきた。

隣に座ると、たまに腕と腕が触れる。

モモは私のこと綺麗とか、なんか色々褒めてくれたけど、


くるっ


モモの手は私の頬に優しく触れ、それと同時に私は自然とモモの方を向く。
照れまくってるの、バレた。

「私の体型がお子様すぎて引いてる?」

私は思わず笑ってしまった。

全然分かってない!
…それもそっか。

私が今思うことは…


自然と体が動いていた。

「ひとつ言えるとしたら…可愛い!」

目線を合わせるためにモモの顎を軽く上げて、私はその可愛いモモの頭を撫でた。

クルクルと変わる表情がいつにも増して、可愛くて、愛おしい。