ミルキー様は人差し指を、魔法のステッキのように揺らした。 シュル~ンって。 簡単に、甘々な魔法にかかってしまった私。 「ミルキー様が……そうおっしゃるのなら……ぜひ……」 素直な気持ちがこぼれてしまう。 嬉しくて、ドキドキで、大好きな人と目が合わせられないこの状況。 柿崎さんに早く戻ってきて欲しいような…… 永遠に車内に二人だけで、微笑み合いたいような…… 永遠に? 車の中? 二人だけ? それは無理です。絶対に無理です。 私の心臓が、一日に何百回もキュン停止しちゃいそうだから。