「私はメイドですし、ご主人様にこんなこと言うのは失礼だってわかっているんですけど……」
「ん?」
「私が動物を飼うなら、真っ白なポメラニアンがいいです! ポメラニアンなのに、しっぽが長い子がいいんです! というか、ミルキー様以外のワンちゃんとは、あまり仲良くしたくありません! ミルキー様だけが……私の特別なので……」
ソファに座る、俺の目の前。
顔を真っ赤にしてうつむく、お姫様がいる。
胸まで伸びるストレート髪を、恥ずかしそうに指でこする海花姫が。
そんな大好きな子の照れ顔を、ただただ眺めている俺。
脳がボケボケの状態で。
今、海花に告白された?
違うよね?
完全に犬になった時の俺が、大好きってことだよね?
飼い主がペットを溺愛する的な意味での……
じゃあなんで海花は、頬を赤く染めているの?
うつむいて黙り込んじゃった理由は、何?



