「そうだね、数晃の言うとおりだ。大人になったら、ミルキーと海花は一緒にいられなくなる。私はね、せめてこの学園に通っている間は、二人にHAPPYでいてもらいって思ってるんだ。だから、これからもみんなの協力をヨロ~!」



友達思いの数晃と美記。

みんなが感激。

感動しすぎて、泣き出す人まで現れちゃった。



「ミルキー様と海花様も好きですけど、数晃様と美記様も大好きです」

「俺も~」

「私もです~」



みんなからの『大好き大好き』の大合唱。


数晃と美記が、キョトン顔で目を合わせる。

そして二人同時に、豪快に笑いだした。



「俺らのことを好きだって?」


「アハハ~ そんなこと、言われなくても知ってるよ~」








今日も虹の宮学園は、たくさんの愛と笑顔が飛び交っています。



今夜、琉希の部屋に行くのがドキドキすぎ。

笑顔を作る余裕すらない。

そんな鈍感なお姫様も、1名いらっしゃいますが……