「ほんとダメだね。私、海花のこととなると涙腺崩壊しちゃう」 美記ちゃんは、私の肩から顔を起こすと 「実は海花のことで、家でも泣いたりしてるんだ」 顔の熱を下げるように、手うちわで顔を仰ぎだした。 ーーありがとうございます、美記ちゃん。 私はぎゅっと唇をかみしめる。 気持ちを伝えるための勇気を振り絞りたくて、スカートを両手で握りしめた。 「やめたくなかったです……本当は……生徒会……」 本心を伝えた瞬間、ブワっとあふれ出した悲しみ。 呼応したように、瞳から涙もこぼれてしまう。