茜空を抱いて
恋愛(ピュア)
完
3
汐野ちより/著
- 作品番号
- 1694814
- 最終更新
- 2024/02/16
- 総文字数
- 47,832
- ページ数
- 53ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 3,191
- いいね数
- 3
ひとりきりの夕暮れの街で
手を差し伸べてくれたのは
『なんで来んのってば』
「同じ夕日、見たいなと思って」
となりの部屋に住む、物静かな男子大学生でした。
***
「わかってるんだ。君の側に居ないと俺、絶対後悔する」
「こうやってとなりにいる理由、察して」
その優しさに惹かれていく
なのにあなたは、ひたすらに本心を隠す
「俺のことはもう、思い出しちゃだめだよ」
そしてある日突然
あなたは私の前から、姿を消した。
***
”ただ、あなたを教えてほしかった“
孤独に溺れる女子高生
中橋愛珠
×
“どうか俺を、愛さないでいて“
自分を隠し続ける男子大学生
高村優
***
私はまだ知らなかった。
あなたが愛を拒み続けた、
その悲しすぎる、本当の理由を。
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