時をこえて、またキミに恋をする。

そう思う反面――。

都子姫を見つめる宗治のまなざしや、都子姫の話をする宗治を見ていたら、胸が締めつけられるのはどうしてだろう…。



そのあと、わたしはお屋敷の客間に案内された。


「悪いが、びぃ。俺は仕事があるから、お前にかまってやれない」

「仕事って?」

「俺の仕事は、姫に仕えることだ。まぁ、用心棒みたいなものだな。きっと壱はすでに都子姫のそばにいるはずだ」


…そっか。

宗治はもともと都子姫に仕えていたんだよね。


壱さんといっしょに、都子姫の結婚相手にふさわしいかどうかを見極められるために。


自分がいなかったら都子姫が壱さんと結ばれる運命を知っているからこそ、本当は今すぐにでも都子姫のところへ行きたいはずだ。

たまたまいっしょにタイムスリップしてしまったわたしなんかに、宗治を止める権利なんてない。