時をこえて、またキミに恋をする。

まさかとは思ったけど、…そのめちゃくちゃな嘘を信じていた!


「では、宗治はこの方を助けてあげたのね」

「はい!あまりにも不憫で見かねてしまったとはいえ、姫に無断で屋敷に入れてしまったこと…申し訳ございません!」

「宗治、謝る必要はないわ。せっかくだから、客間へ通してあげて」

「はっ!」


都子姫は宗治の返事を聞くと、にっこりと微笑んだ。


「これもなにかのご縁です。ゆっくりしていってくださいね」

「あ…、ありがとうございます」


わたしは、ぎこちなく頭を下げた。

どうしても変な動きになってしまう。


なぜなら、目の前にいるのはまるで鏡を映したような自分とそっくりな人。

違和感でしかない。


「…姫様、そこでなにをされているのですか!?」

「そのような格好で庭へ出ては、お召し物が汚れてしまいまする…!」