時をこえて、またキミに恋をする。

宗治はまるでわたしのことなんて見えていないかのように、わたしの真横を通り過ぎると、一目散に都子姫のところへ駆けていった。


「そ…宗治?急にどうしたの…?」


突然宗治が走ってきたものだから、キョトンとした顔を見せる都子姫。


「私はいつも元気だけど、心配させるようなことでもあった…?」

「あっ…。いや、それは…」


言葉を濁す宗治。


宗治にとっては、都子姫とは久々の再会。

しかも、火事の現場から都子姫を助け出し、自分は死んでしまったとき以来に会うのだから、都子姫の姿を見て想いがあふれ出してしまってもおかしくない。


だけど、都子姫はそんなこととはつゆ知らず。


「もしかして、昨日お腹が痛くなったことを心配してくれていたの?」

「へ…?」

「だ〜いじょうぶ。宗治ったら心配しすぎだよ。ちょっとお団子を食べすぎちゃったみたい」