時をこえて、またキミに恋をする。

「好きじゃないのに、これ以上わたしがこの時代にとどまる意味…ある?」


わたしに睨まれた宗治は、なにかを言いかけたけどそのまま口をつぐんだ。


…これでいいんだ。

これで、宗治は幼い頃からずっと想っていた都子姫と結ばれる。


『私、宗治のことが大好きなのっ』


あのときの都子姫の幸せそうな顔が思い出される。


わたしは、宗治のことが大好きだから。

宗治が都子姫と幸せになる未来を――願う。


「じゃあね。さよなら」


わたしは宗治に背中を向けると、赤紫色の光へ向かって歩き出した。


宗治、短い間だったけど今までありがとう。

宗治のこと、好きになれてよかったよ。


最後に傷つけて…ごめんね。

でも、都子姫と幸せになって。


――大好きな人と永遠に。


「…都美!!」