時をこえて、またキミに恋をする。

…だから、お別れしよう。


そもそも宗治は都子姫を一途に想っていて、その想いの強さで現代にタイムスリップして蘇った。

救い人の力を持つわたしの役目は、宗治を元の時代へ帰すこと。


そして今、宗治は元の時代へ帰ってきた。

それに、宗治が亡くなる原因となった火事も食い止めた。


きっと宗治は、手にすることができなかった新しい未来をこの時代でつくっていくことだろう。


その未来にわたしはいらない。

だって宗治は、都子姫と結ばれる運命なんだから。


だから、一時の気の迷いでわたしを好きになっちゃいけない。

もともとわたしは、この時代には存在しないのだから。


「都美…。お前が俺のことをどう思っていようと、俺はお前のこと――」

「…好きじゃないの!!」


もう一度わたしを抱きしめようとした宗治にそう言い放つ。