時をこえて、またキミに恋をする。

目を細めて、宗治に視線を向ける。

冷たい冷たい視線を。


「幕末剣士との恋って非現実的で燃えたけど、しょせんそれは現代でのお話。普通に考えて、わたしがこんな時代で生きていくとかありえないから」


宗治の…驚いて言葉も出ないような顔。

見ていられない。


「宗治だって、いつまで恋愛ごっこしてるつもり?わたしの気持ちがとっくに冷めてるって、気づかなかった?」


…ごめんね、宗治。

本当はそんなことないのに。


「もう宗治のことなんて、なんとも思ってないから。未だに同じ気持ちだって、勘違いしないでよね」


うそ。

うそだよ…。


宗治のことが…大好きで大好きで仕方ないよ。


笑う顔も。

剣道で真剣な顔も。

頬を赤くする照れた顔も。

わたしをバカにする顔も、…全部好き。