時をこえて、またキミに恋をする。

そのとき、お母さんの顔が頭の中に浮かぶ。


『…無理して戻ってこなくてもいいのよ。都美があっちの時代で宗治くんといっしょにいたいなら』

『お母さんたちなら大丈夫…!好きな人といっしょにいて、都美が幸せならそれで十分よ。だから、都美がしたいようにしなさい』


お母さんは、こうなることがわかっていたの…?

だから、ああいうふうに言ってくれたの…?


『その気持ち、大切にしなさいね』


――わたしの気持ち。

わたしが宗治を想う…気持ち。


わたしは決心すると、ゆっくりと目をつむった。


そして、手を宗治の胸板につけると――。

そっと宗治を引き離した。


「…都…美?」


わたしの取った行動に、宗治は目を丸くしている。


そんな宗治に向かって、…言ってやった。


「そういうの、やめてよね」