時をこえて、またキミに恋をする。

不思議に思いながらも、お母さんのあとをついていく。


縁側には、おじいちゃんとおばあちゃんが正座して外を眺めているのが見えた。

その向こう側には、お父さんと朔が座っている。


「こんなところでみんなで集まってなにしてるの?」


そうして、おじいちゃんたちが見ているほうへ目を移すと――。

そこには、月明かりに照らされた御神木が満開の桜の花を咲かせていた。


季節外れの美しすぎる夜桜に、思わず見とれてしまうくらいに。


そして、その後ろには大きな丸い月。


――満月の夜の、桜の狂い咲き。


「もしかして、これって…」

「ああ。今夜じゃな」


すると、桜の木のうろが赤紫色に光りだした。


宗治が現代にやってきたとき…。

そして、わたしが一度幕末へタイムスリップしたときと同じだ。