時をこえて、またキミに恋をする。

「オレ、剣道ばっかりだったから、そういう女の子が好きそうなものには疎くて――」

「…ハックション!!」


そのとき、後ろから大きなくしゃみが聞こえた。


…宗治だっ。


古関先輩と出かけるとはいえ、宗治と離れるわけにはいかないから、宗治もいっしょに行ってもいいかと事前に先輩に話した。


でも、なぜか2人だけでお願いしたいと言われて。

かと言って、宗治を家に置いて離れてしまったら消えてしまう。


だから仕方なく、宗治には古関先輩に見つからないようについてきてもらうことにした。


わたしたちの少し後ろをキャップ、サングラス、マスクをつけて追ってくる宗治はぱっと見、不審者だ。


宗治が尾行していることも先輩にバレるわけにはいかないのに、いきなり大きなくしゃみをするなんて。


「…今のくしゃみ――」