時をこえて、またキミに恋をする。

わたしは首を横にブンブンと振り、両頬をペシペシと叩いた。


よし…!

気分転換に出かけよう。


わたしは門番の人に話をして、お屋敷の外へ通してもらった。


外へ出ると、道行く人はみんな着物姿。

ちょんまげをした男の人も見かけて、なんだか時代劇を見ているかのようだ。


わたしは適当に歩くと、穏やかに流れる浅瀬の川を見つけた。


タイムスリップしたのは7月の江戸時代。

もちろん、お屋敷にクーラーなんてものはない。


ただでさえ暑いというのに、頭に包帯を巻かれたらさらに暑いに決まっている。

それに、蒸れて気持ち悪い。


宗治には包帯を取らないようにと言われていたけど、…さすがにもう限界。


見たところ河原にはわたし以外だれもいないし、ここで少しの間だけ外したってべつにかまわないよね。