時をこえて、またキミに恋をする。

宗治の隣にいるのは、都子姫。

…わたしじゃないんだ。


常に宗治がいっしょにいることに初めは迷惑していたけど――。

いつもいるはずの宗治がいないと思うと、…なんだか無性に寂しく感じてしまった。



「失礼致します。朝食をお持ち致しました」


宗治が部屋を出ていってしばらくすると、お膳を持った人の影が障子に映った。

慌てて、崩していた足を正座に戻す。


「は…、はい!どうぞ」


わたしが返事をすると、障子が静かに開けられる。

会釈をして部屋に入ってきたのは、薄茶色の流れるようなきれいな髪を後ろで1つに束ねた男の人だった。


まるで絵に描いたような美形の顔立ちだったから、わたしは思わず見惚れてしまった。


「僕の顔になにかついていますか?」

「いえ…!なんでもありません…」