野いちご学園高等部の3階、一番奥の教室にて


朝「なぁ、お前ら〝都市伝説〟って知ってるか?」

直「もちろん、知っている」

環「それが、どうしたの?朝都」

朝「…環、いつも言ってるだろ?〝先輩〟と呼べと」

環「いいでしょ?で、誰か見たのその…都市伝説という主人公に」

朝「あぁ、らしいんだ」

帷「僕もモデルの女の子に聞いたことがあるよ?」

朝「お前、男子モデルやってんからな」


朝「帷が聞いた話はなんだ?」

帷「僕が聞いた話は〝伝説の口裂け女〟やっぱり、居るらしいよ?本当に『私…綺麗?』って、言うんだって」

環「あ、その話僕も知ってるー。口裂け女さんに会ったらべっこあめをあげたり、〝トマード〟を3回言うと逃げるんだよ」

帷「そうそう」

環「朝都は、何か聞いたの?」

朝「……あぁ。俺は、テケテケ」

直「その話は、有名だからな。上半身だけで動くんだよな。あれは、本当に怖い…」

環「で?それがどうしたの?……あ!分かった!その話を解明するんだね?」

朝「そういうことだ」

直「でも、どうするんだ?解明するって、まさか…!会うんじゃねぇだろうな」

朝「会う」

直「はぁ?!お前、本当にバカだな」

朝「バカは、余計だ」

環「ほらほら、そこの2人喧嘩しないの。なんか、ワクワクしてきた(*∩∀∩*)ワクワク♪久々の夜の活動!絢人に許可取らないとね!」

絢「こらこら、先生を呼び捨てで呼ばない」

環「!いつの間に」

絢「さっきから、ここに居たよ」

環「えー、言ったけ?まぁ、いいや。絢人〜いいでしょー?夜の活動」

絢「まぁ、そういう部だからね。許可しよう。ただし、くれぐれも危険なことはしないこと。分かったね?」