そして全部話し終えると、篤宏は目をまん丸にさせた


「そして、気がついたら家にいたと?」


「あぁ、そうなんだよ」


「お前のチャットは、まぁ履歴に残ってるけど、でも良かったよ助かって」


「本当にな。あのままあそこにいたら俺はどうなってたかも分からないな」


あの鉄パイプを持った時のアザはいつの間にか消えていた


そしてあの親子はどうなったのだろう


成仏してるといいな


「あ、そうだ。お前が言ってたあの親子のことだけど」


篤宏はコップから口を離すと、ふと呟いた