「はぁ…どこ、なんだよ。ここは」


走っても走っても暗闇で、明かりなんてほとんどないようなもので


俺普通に電車に乗って家に帰ろうとしただけなんだけどな


なんで、こんなことになった



俺はどうすればいいのかわからず、ひたすら出口を探した



後ろからは足だけが見える幽霊


「う、うわぁぁあやめろ〜」


叫びながら逃れようと必死に走った


だけど、それも無駄だった


食人鬼と呼ばれる鬼が今にも俺を喰らおうと大口を開けていた


もうダメだ…