「それならいいけど……」
沙也が悪い意味で泣いたのではないと伝わってくれたようで、明依はほっとしたように、体勢を戻した。
ちょっと無理をした様子ではあったが、笑みになって、言ってくれた。
次に手を伸ばして、ベッドのサイドテーブルからティッシュの箱を取る。
そっと沙也に差し出してくれた。
「ありがとう」
今度は泣きながらではない声でお礼が言えた、と思いながら、沙也は素直にティッシュを何枚か引き抜かせてもらって、今度こそしっかり涙を拭った。
「なにかあったら言ってね。絶対に抱え込まないでね。約束だよ」
涙を拭い去った沙也に、もう一度そう言ってくれた明依。
沙也は心から頷いた。
「うん。わかった……甘えさせてもらうね」
笑みだけはちょっと無理をしたものだったけれど、それでも表情は笑みに動いてくれた。
でも沙也の返事は慎ましかったからか、明依は苦笑する。
「甘えるなんて……友達じゃない。当然だよ」
優しい言葉をくれた明依。
きっと大丈夫だ、と沙也は本当に実感できた。
少し休もう。
気持ちも体も落ち着けよう。
そうしたら色々考えることになるのだろうけれど、きっと大丈夫。
私は独りじゃない。
助けてくれるひとがいる。
だからきっと、正しいほうへ進めることだろう。
沙也が悪い意味で泣いたのではないと伝わってくれたようで、明依はほっとしたように、体勢を戻した。
ちょっと無理をした様子ではあったが、笑みになって、言ってくれた。
次に手を伸ばして、ベッドのサイドテーブルからティッシュの箱を取る。
そっと沙也に差し出してくれた。
「ありがとう」
今度は泣きながらではない声でお礼が言えた、と思いながら、沙也は素直にティッシュを何枚か引き抜かせてもらって、今度こそしっかり涙を拭った。
「なにかあったら言ってね。絶対に抱え込まないでね。約束だよ」
涙を拭い去った沙也に、もう一度そう言ってくれた明依。
沙也は心から頷いた。
「うん。わかった……甘えさせてもらうね」
笑みだけはちょっと無理をしたものだったけれど、それでも表情は笑みに動いてくれた。
でも沙也の返事は慎ましかったからか、明依は苦笑する。
「甘えるなんて……友達じゃない。当然だよ」
優しい言葉をくれた明依。
きっと大丈夫だ、と沙也は本当に実感できた。
少し休もう。
気持ちも体も落ち着けよう。
そうしたら色々考えることになるのだろうけれど、きっと大丈夫。
私は独りじゃない。
助けてくれるひとがいる。
だからきっと、正しいほうへ進めることだろう。



