「あ、なにか飲んだほうがいいね。外は暑いんだし……さっき、スポーツドリンクを買っておいたの。すぐ取ってくるよ」
沙也の声がかすれていたのにすぐ気付いてくれたようで、明依は立ち上がった。
部屋の端のほうへ行く。
そこには確か小さい冷蔵庫があった、と沙也は視線で追って、思い出した。
そしてどうして明依がここにいるのかも、やっと思い当たった。
きっともう、昼休みなのだ。
だから様子を見に来てくれたのだろう。
自分の休憩時間が減ってしまうのに、本当に優しい友達、と沙也の胸をじわりとあたたかくした。
「ありがとう……」
お礼を言い、持ってきてもらったペットボトルからスポーツドリンクを飲む。
冷たいドリンクはほのかに甘く、弱った体に優しく染み入った。
「その、……驚くよね。大丈夫……?」
沙也が、ふぅと息をついて、少し落ち着いたのを見て取ってか、明依がおずおずと切り出した。
なにを指しているのかはわかるので、沙也は単純に頷く。
「……うん」
沙也の声がかすれていたのにすぐ気付いてくれたようで、明依は立ち上がった。
部屋の端のほうへ行く。
そこには確か小さい冷蔵庫があった、と沙也は視線で追って、思い出した。
そしてどうして明依がここにいるのかも、やっと思い当たった。
きっともう、昼休みなのだ。
だから様子を見に来てくれたのだろう。
自分の休憩時間が減ってしまうのに、本当に優しい友達、と沙也の胸をじわりとあたたかくした。
「ありがとう……」
お礼を言い、持ってきてもらったペットボトルからスポーツドリンクを飲む。
冷たいドリンクはほのかに甘く、弱った体に優しく染み入った。
「その、……驚くよね。大丈夫……?」
沙也が、ふぅと息をついて、少し落ち着いたのを見て取ってか、明依がおずおずと切り出した。
なにを指しているのかはわかるので、沙也は単純に頷く。
「……うん」



