もちろん、清登が運転してくれているのに悪い、と思い、「大丈夫」と頑張って起きていたのだけど、やはりいつのまにかうたたねをしてしまっていたようだ。
気付いたときには車は家の前に着いていて、清登が肩を叩いていた。
「あ、ごめん……、寝ちゃって……」
目をこすって言った沙也。
清登は助手席のドアを開けて、沙也を覗き込んだ姿勢で、怒るどころか、にこっと幸せそうに笑った。
「いいや。そのくらい安心してくれて、嬉しい」
そのまま手を引かれて車を降りて、後ろのトランクからたくさんのお土産の袋も出してくれて……。
「じゃ、おやすみ。沙也。また明日な」
デートの終わりは、やはりキスだった。
まだ二度目のキス。
それなのに、なんだかこうするのが当たり前だったような。
こういう関係になって、自然だったような。
そんなふうに感じてしまうほど、幸福感が沙也の内側いっぱいに広がった。
気付いたときには車は家の前に着いていて、清登が肩を叩いていた。
「あ、ごめん……、寝ちゃって……」
目をこすって言った沙也。
清登は助手席のドアを開けて、沙也を覗き込んだ姿勢で、怒るどころか、にこっと幸せそうに笑った。
「いいや。そのくらい安心してくれて、嬉しい」
そのまま手を引かれて車を降りて、後ろのトランクからたくさんのお土産の袋も出してくれて……。
「じゃ、おやすみ。沙也。また明日な」
デートの終わりは、やはりキスだった。
まだ二度目のキス。
それなのに、なんだかこうするのが当たり前だったような。
こういう関係になって、自然だったような。
そんなふうに感じてしまうほど、幸福感が沙也の内側いっぱいに広がった。



