「お父さんやお母さんに連れてってもらって、コース料理の出るお店は行ったことがあるけど、こういう……ホテルディナーっていうのは初めて」
沙也の言葉は、一般家庭の娘として普通のことだっただろう。
なのに清登は、嬉しそうに微笑んだ。
「そうか。じゃあ、俺が初めてをあげられたんだな」
言われて、沙也の胸が、かっと熱くなる。
そうだ、初めての素敵な体験。
清登がくれたのだ。
胸の中に、じわじわ熱く、あたたかな感覚が広がる。
こんな、些細なことでも大切なことと捉えてくれる清登。
そんな彼だから。
……やっぱり、大好き。
昔から……ずっと。
沙也の言葉は、一般家庭の娘として普通のことだっただろう。
なのに清登は、嬉しそうに微笑んだ。
「そうか。じゃあ、俺が初めてをあげられたんだな」
言われて、沙也の胸が、かっと熱くなる。
そうだ、初めての素敵な体験。
清登がくれたのだ。
胸の中に、じわじわ熱く、あたたかな感覚が広がる。
こんな、些細なことでも大切なことと捉えてくれる清登。
そんな彼だから。
……やっぱり、大好き。
昔から……ずっと。



