「ありがとう。もうすぐ終わるよ」
近寄ってきた沙也が、あまりにいつもと違う姿だったからだろう。
母の腕にいた洋斗が、目を真ん丸にした。
「ままぁ! きれぇー!」
顔全体で驚いて、褒めてくれるので、沙也の胸が、じんと熱くなってしまう。
「ありがとう。洋斗もとってもカッコいいよ」
洋斗の髪に優しく触れて、褒める。
沙也が褒めたのはすぐわかったようで、洋斗は今度、自分のことを示すように言う。
「かっこいー?」
新しい服を着たときなどはいつもそう褒めているので、すぐわかったようだ。
ちょっと自慢げですらあるので、沙也の表情は愛おしげな笑みになった。
「うん。とっても」
洋斗も今日は、初めて着る子ども用の礼装姿だった。
黒の上着、ネクタイを締めて、下はハーフパンツ。
幼いながらも立派な紳士だ。
近寄ってきた沙也が、あまりにいつもと違う姿だったからだろう。
母の腕にいた洋斗が、目を真ん丸にした。
「ままぁ! きれぇー!」
顔全体で驚いて、褒めてくれるので、沙也の胸が、じんと熱くなってしまう。
「ありがとう。洋斗もとってもカッコいいよ」
洋斗の髪に優しく触れて、褒める。
沙也が褒めたのはすぐわかったようで、洋斗は今度、自分のことを示すように言う。
「かっこいー?」
新しい服を着たときなどはいつもそう褒めているので、すぐわかったようだ。
ちょっと自慢げですらあるので、沙也の表情は愛おしげな笑みになった。
「うん。とっても」
洋斗も今日は、初めて着る子ども用の礼装姿だった。
黒の上着、ネクタイを締めて、下はハーフパンツ。
幼いながらも立派な紳士だ。



