幼馴染御曹司と十日間の恋人契約で愛を孕んだら彼の独占欲が全開になりました

 駅で沙也を拾い、沙也から一連の事情を聞いた目暮は少し考える様子になった。

「真悠様なら……なんとなく思い当たるところがございます。そちらへ行ってみましょうか」

 なんと、思い当たる場所があるらしい。

 沙也はもう一度、天に感謝することになった。

 それで高速インターへ向かい、首都高速に入って、今こうして猛スピードで『そこ』へ向かっている次第だ。

 目暮が向かったのは、千葉方面だった。

 沙也がよく行ったのとは逆方向だ。

「しかし、真悠様がそのようなことを図るなど……」

 目暮も張り詰めた顔であったが、少し不審そうな表情も混ざっていた。

 でも沙也は確かに聞いたのだ。

「でも、『終わりにする』って……、『決別する』って言ってたんです! それで私に電話なんてかけてきて……もう会うこともないって……」

 説明する声は、半泣きになった。

 真悠の言葉から導き出される可能性は、ひとつしか浮かばなかった。