幼馴染御曹司と十日間の恋人契約で愛を孕んだら彼の独占欲が全開になりました

「やれやれ。ごめんな、沙也。気を使わせただろ」

 リビングに戻って、まずトレイに食器を乗せながら清登が言った。

 そんなことはなかったけれど、気遣ってくれているのはわかる。

 しかも片付けすらこうして手伝ってくれる、優しい清登だ。

「ううん。楽しかったよ。お洋服も嬉しかったな」

 沙也は洋斗と手を繋いで、あとからリビングに入りながら、本当の気持ちでそう答える。

「そうか。それならいいんだけど」

 少し振り返って、清登は笑う。

 ほっとしたような表情だった。

「俺が洗うよ。食洗機に入れるだけだしさ」

 沙也もトレイに食器を乗せるのを手伝ったが、清登がそう言ってくれる。

「いいの? ありがとう」

 お言葉に甘えることにして、沙也は丁寧にお皿を重ねていった。

「早く済ませて、今度は俺が沙也と洋斗を独占しないとだから」

 でも理由には驚いてしまう。

 お菓子のゴミをまとめながら言った清登。