「きれー! ほあほあ!」
茜の期待通りに、気に入ったらしい洋斗。
ボアの部分に手を触れて、優しく触りはじめた。
「とても素敵です。ありがとうございます」
沙也も膝を詰めて、近くで見せてもらいながら、お礼を言った。
本当に、茜はセンスがいい。
センスも気遣いも、香々見家の奥様として相応しい選択をいつもされている、と沙也は毎回感じ入っている。
その姿勢は、沙也に、「自分も立派な若奥様にならないと」と、気を引き締めさせるのだった。
「ええ。今年は冷え込むと聞くわ。たくさん着せてあげて」
「はい!」
穏やかに話をする茜と沙也。
ぽつんと残されたのは清登である。
「おいおい、息子とママを取られたからって、パパが拗ねるなよ」
その様子は清司に笑われてしまう。
「なんてこと言うんだよ、父さん」
顔を上げて不満げに言った清登だったが、その言葉と言い方がすでに『拗ねている』ものでしかなく、その場の皆を、くすくす笑わせてしまったのだった。
茜の期待通りに、気に入ったらしい洋斗。
ボアの部分に手を触れて、優しく触りはじめた。
「とても素敵です。ありがとうございます」
沙也も膝を詰めて、近くで見せてもらいながら、お礼を言った。
本当に、茜はセンスがいい。
センスも気遣いも、香々見家の奥様として相応しい選択をいつもされている、と沙也は毎回感じ入っている。
その姿勢は、沙也に、「自分も立派な若奥様にならないと」と、気を引き締めさせるのだった。
「ええ。今年は冷え込むと聞くわ。たくさん着せてあげて」
「はい!」
穏やかに話をする茜と沙也。
ぽつんと残されたのは清登である。
「おいおい、息子とママを取られたからって、パパが拗ねるなよ」
その様子は清司に笑われてしまう。
「なんてこと言うんだよ、父さん」
顔を上げて不満げに言った清登だったが、その言葉と言い方がすでに『拗ねている』ものでしかなく、その場の皆を、くすくす笑わせてしまったのだった。



