幼馴染御曹司と十日間の恋人契約で愛を孕んだら彼の独占欲が全開になりました

「私一人のときより、ずっと安心して洋斗を育てられてるんです。とても幸せです」

 そのことも少しだけ二人に話して、そのあと噛みしめるように言った沙也に、清登はくすぐったくも、感動の様子になる。

「沙也、俺こそありがとう」

 そっと沙也に寄り、肩を抱き寄せてきた清登。

 義両親の前でこんな様子は恥ずかしいと思いつつも、きっと仲が良いところを見てもらうのは良いことだ。

 だからくすぐったいのは堪えて、自分からも少しだけ清登に身を寄せた。

「仲睦まじいわね」

 茜はもちろんまたあの穏やかな笑い方で笑い、清司もやや苦笑ではあったが、「良いことだ」と言ってくれた。

「そうだ、洋斗ちゃんにほかにもお土産があるのよ」

 不意に茜が思い出した様子で、持ってきていた袋を探り出した。

 どうやらそれは幼児服ブランドの袋……当然、海外メーカーのもの。

 きっと洋斗に持ってきてくれたのだろうと思っていたが、こちらから聞くわけにはいかなくて、沙也からは特に追求しなかった形だ。