幼馴染御曹司と十日間の恋人契約で愛を孕んだら彼の独占欲が全開になりました

「まぁ~、洋斗ちゃん。大きくなったわね!」

 茜は清登に似た優しげな顔立ちを崩し、洋斗を見つめているようだ。

「ばぁばぁ。じぃじー!」

 洋斗も嬉しそうに声を上げる。

 まだ付き合いは二ヵ月と少しと言ったところだが、比較的頻繁に会っていることもあり、すぐに覚えてしまったのだ。

 沙也が「パパのばぁばとじぃじなんだよ」と教えた通りに呼ぶようになって、清司も茜も喜んでくれた。

「ああ。健診でも身長体重が順調以上だって褒められたんだ」

 な、洋斗、と洋斗をあやしながら、清登は自慢げに両親に向かって話す。

「ん? 清登が健診に連れて行っているのか?」

 清司がちょっと不思議そうに言った。

 確かに仕事も多い清登が、自ら小児科へ行っているというのは不思議に思っただろう。

「もちろん。沙也と一緒にだけどね。父親なんだから、知りたいんだよ」

 しかしその通りなのだ。

 堂々と答えた清登に、茜が口元に手を当てて笑う。

「まぁまぁ、清登ときたら。すっかりパパね」

「はは、ありがとう、母さん」

 清登はくすぐったそうに笑ってお礼を言った。