幼馴染御曹司と十日間の恋人契約で愛を孕んだら彼の独占欲が全開になりました

 今までずっと、言いたくて、言えなかった言葉。

 今まで言えなかったぶんも、これからたくさん伝えたい。

 言葉でも、こうして抱き合うことでも、清登に与えるすべてから。

 沙也の頬を、清登の大きな手がしっかり包み込む。

 無意識のうちに、沙也は目を細めていた。

 まるで、このあとのことを知り、ねだるような表情だっただろう。

「俺は優柔不断で、酷い男だったけど……これからはそんな俺じゃいけないと思い知った。弱い自分はすべておしまいにする。沙也と洋斗がすべてだ。そのために強くなる」

 清登からの誓いは、もうひとつ。

 さっきホテルで、清たち親族の前で誓ったのと同じことだった。

 でも、詰まっている気持ちは少し違っただろう。

 だって、沙也だけに伝えてくれる気持ちなのだから。

 心からの愛が込められている言葉だ。