幼馴染御曹司と十日間の恋人契約で愛を孕んだら彼の独占欲が全開になりました

 清と、その横の晴恵はさっさと退室していった。

 残されたのは、沙也と清登。

 それから清登の両親だ。

「さて、話はついたしまだ俺は父さんと話がある。行こう」

 清登の父が、傍らの女性を促した。

 しかし彼女・清登の母は頷かなかった。

「私はあとから向かっていいかしら? 清登と沙也さんと少しお話をしたいの」

 沙也は驚いてしまう。

 義母になる彼女から、なにを言われるというのだろう。

 違う意味で緊張してきたけれど、清登の父には受け入れられてしまった。

「……わかった。遅くなるなよ」

「わかっているわ」

 そんなやり取りで、清登の父は出ていった。

 ばたんとドアが閉まる。