幼馴染御曹司と十日間の恋人契約で愛を孕んだら彼の独占欲が全開になりました

 鋭いのは眼光だけではなく、言葉と声もであった。

 一歩間違えば、脅しているように聞けるほど、重たくて強い声。

 こんな声、やはり沙也はかけられたことはない。

 身がすくみそうな思いを感じながらも、真っ直ぐ背筋を伸ばし、返答する。

「わかっております。清登さんの妻にしていただけるのですから、すべて受け入れます」

 はっきり答えた沙也。

 その場は数秒、沈黙になった。

 すでに話は通っているから、悪いものではなかっただろうが、沙也にとって、そわそわしてしまうものであるのは違いない。

 沙也はすべてを受け入れ、このあとの行動指針も口にしたけれど、それでは終わらなかった。

 清の、まるで下腹を殴ってくるような、重たい声の言葉は続く。

「それに風当たりもそれなりにあるだろう。わしたちが受け入れる選択をしても、社の者や、親族のことは保証がない」

「わかっております。覚悟の上です」

 今度も同じだった。

 はっきり言った。