幼馴染御曹司と十日間の恋人契約で愛を孕んだら彼の独占欲が全開になりました

「ブルーダイヤモンドなんだ。沙也は青が似合うから」

 青い石について、清登が教えてくれた。

 確かに青い服はよく着ているし、今日も水色のワンピースだった、と沙也はやっと気が付いた。

「そう言ってもらえるの、嬉しいな」

 自分が好きなものをよく知って、とても大切な指輪にまで入れてくれたのがとても嬉しい。

 それに、青という色には特別な意味がある。

 サムシングブルー。

 花嫁は『青いもの』を身に着けると良いと言われている。

 きっと、この指輪はそのひとつになってくれるだろう。

「きらきらぁ」

 隣から、洋斗がそっと手を出してきた。

 沙也の手首に触れてくる。

 よく見せて、と言いたげな仕草だったので、沙也はそうっと指を洋斗のほうへ差し出した。

 洋斗は覗き込んで、褒めるように明るく言う。

「あお! あお! きらきらのあおー!」

 上手に色の名前も口にする。

「うん。きらきらで綺麗だね」

 沙也は熱い気持ちで繰り返した。

 きらきらの青色。

 サムシングブルーであるだけではなく、この先の未来まで輝いていると言われたようだと噛み締めた。