幼馴染御曹司と十日間の恋人契約で愛を孕んだら彼の独占欲が全開になりました

「それは私もだよ」

 沙也も同意する。

 そして洋斗に手を伸ばした。

 洋斗は沙也を見てくるので、その目に向かってにこっと笑う。

 そうしてから、手を差し出した。

 いつもしているように、洋斗が沙也の手に、そっと自分の手を乗せてくる。

 沙也はその手を軽く引く。

 清登もその様子で理解したようで、やはり喉が詰まりそうな表情にはなったけれど、そっと手を出してきた。

「洋斗。パパだよ」

 沙也の手を介して、洋斗と清登の手が触れ合った。

 洋斗の様子は喜びではなかった。

 言うなれば、興味、関心。

 きっともっとたくさん接していけば、好感に変わりそうな表情をしていた。