幼馴染御曹司と十日間の恋人契約で愛を孕んだら彼の独占欲が全開になりました

「ありがとう。……わ、かわいい!」

 開けられたドアから中に入ると、中もかわいらしかった。

 テーブルと椅子があるのは普通のティールームと同じだが、部屋の一角に、仕切ってあるキッズスペースがある。

 商業施設でたまに見るような、靴を脱いで上がれるタイプだ。

 テーブルの椅子だって、ちゃんと子ども用の椅子が一脚ある。

 さらに奥には給湯室らしきドアまで見える。

「あ、ありがとう。すごく過ごしやすそう」

 もはや動揺すら覚えつつ言った沙也に、清登は嬉しそうに笑った。

「それは良かった。洋斗、どうかな?」

 洋斗にも気に入るか聞いてくれる。

 もちろん洋斗もすぐ興味を示したようだ。

「ぞぉさん! うさぎさん!」

 キッズスペースの壁に貼ってある動物を指差して、上手に名前を口にする。

「お茶を飲んだら遊ぼうね」

 今すぐ遊びたい、という様子なのを宥めて、まずはテーブルに着く。